白
・純粋な・清潔感のある・無垢な・明るい・潔白な・おめでたい・新しい・新鮮な
・冷たい・孤独な・拒絶感のある
人がデザインを認知するときにイメージとしてその対象を「かわいい」「かっこいい」など直感的に認識する。
そのイメージはどのように生まれるのだろうか。それは、「過去の知識の力を借りて、感覚・印象を想像すること」といえる。デザインに関する知識は構造化されて脳内に保存されている。そこからデザインを認知したときに関連の知識が選び出され、イメージを形成する。なので、いままでの経験や知識がイメージ形成に関わっている。
デザインにおいて、イメージを考えることが非常に重要であり。たとえば、製品デザインなどは売り上げを大きく左右される。企業は良質なイメージを獲得するために、さまざまな戦略を打ち出し、製品デザインや企業のイメージを向上させるための努力をしている。わかりやすい例を挙げると企業がCMで人気タレントを起用するのは、タレントの持つ良質なイメージを利用してそのイメージを企業のイメージとして印象づけられるからである。それによってタレントが推薦しているかのように「安心感」「信頼感」「誠実さ」のようなものを感じてしまう。
イメージというものが個人の経験から形成されると前述したが、色や形に関しては、「~みたい」「派手だな」などと、視覚イメージや言語イメージにはある、共通した感覚があることがわかっている。
なので、色によるイメージに対して、イメージ価と呼ばれるイメージの分きやすいものに関して高い色を中心に言語イメージについて紹介する。
・純粋な・清潔感のある・無垢な・明るい・潔白な・おめでたい・新しい・新鮮な
・冷たい・孤独な・拒絶感のある
・不安な・強い・フォーマル・威厳のある・厳粛な・神秘的な・高級感のある
・暗い・不安な・不吉な・絶望的な
・明るい。激しい・情熱的な・リーダー的な・派手な・晴れやかな・行動的な・革命的な・興奮する
・嫉妬する・攻撃的な・危険な・禁止された・抑圧された・痛みのある
・元気のある・賑やかな・陽気な・カジュアルな・おいしい・暖かな・派手な・行動的な・楽しい・ユーモアのある・親しみのある
・衝動的な・わがままな・うるさい
・希望のある・幸福な・愉快な・陽気な・ユーモアのある・暖かい・派手な・歓喜のある・新しい
・危険な・不安な・イライラする
・新鮮な・若々しい・親しみやすい・自然的な・のどかな・優しい・青春のような・あっさりした
・未熟な・不気味な・害のある・毒のありそうな
・誠実な・冷静な・理知的な・安定的な・安眠できる・希望のある・信頼ある・集中力のある・神秘的な・幸せな
・悲しい・寂しい・寒い・憂鬱な・不安定な
・安全な・調和する・親しみやすい・自然な・平和な・さわやかな・安息する・生命力のある・癒やし的な
・気味悪い・青臭い・未熟な
・かわいい・甘い・優しい・恋愛的な・清純な・子供っぽい・女性的な・ロマンチックな・はかない
・弱い・幼い・中途半端な・誘惑的な
・渋い・自然な・伝統的な・落ち着いた・古風な・癒やされる・温和な
・地味な・濁った・古くさい・保守的な・頑固な
・さわやかな・涼しげな・透明な・澄んだ・クリアな・若々しい・軽い・ロマンティックな・リラックスできる
・冷たい・子供っぽい・内向的な・弱々しい・不安な
色彩調和とは色同士が整っていて、美しいと相手に感じてもらうバランスのことである。上で記述したような言語イメージを発信するためにその色をどのように組み合わせるのかが重要になる。
それに当たって、色の面積比率に注目する。メインカラーは全体の70%、配色のサブカラーを25%で組み合わせる。そこに5%のアクセントカラーを組み合わせることで、全体が引き締まり、バランスがとれる。メインカラーとサブカラーの組み合わせはどのようなイメージを発信したいか、メインカラーのイメージを活かすためにはどのような組み合わせが心地よいかで決める。